”毎日がつまらない”は素晴らしいこと!?
毎日が同じことの繰り返しでつまらない。やる気がでない。
そういう面白くない日々が長く続いている状態の人がいます。
これを脳の老化と言う人がいますが正しくは馴化(じゅんか)といいます。
年を重ねていくと色んなことに馴れ(なれ)を感じて新しいことに出会わなくなることが増えるわけですが、そうすると新しい刺激が無いので脳内にドーパミンという快感や多幸感を感じる物質がでなくなっていくそうです。
例えばサラリーマンがある程度の年齢になると仕事にも慣れてきて効率よくこなすことができるようになります。
そうするといつも全力で頑張らなくても、流しても仕事ができるようにちょっとずつなっていきます。
それ自体は決して悪いことではないのですが、毎日流して楽に生きられる状態というのを「なんかつまんないな・・・・」と毎日に張りがないと感じ、この状態をなんとかしたいと思うようになるわけです。
問題なのは楽して生きられる、流して生きられるという状態はとても効率がいい状態なのですごく適応している状態なのにその状態を壊してまで本当にドキドキしたいのか?ということになります。
本当に現状がつまらなくてドキドキしたいのであれば飽きがきた嫌なことをやめてしまえばいいわけで、今の生活を捨てて脱サラすればいいわけですがさすがにそこまでする人はあまりいません。
それができないのは飽きているつまらない状態にも実はメリットがあって本当は幸せなんだということを意味しているわけです。
どこかに、ここじゃないどこかの場所にユートピアがあることを夢見ている人も多いですが、実はユートピアに行ってしまえばユートピアが日常になってしまうのでそんなものは本当はどこにもないということを自覚することも大切なのかもしれません。
なんとなく毎日がつまらないということはすごく馴れた楽な環境で効率よく生きることができている素晴らしいことなんだということができます。
つまり幸せなことなのです。
もし毎日をドキドキしたいのであれば現在進行形でドキドキしている若い人たちなどとお付き合いして自分が昔ドキドキしてたことを思い出すような経験がたくさんできる環境にするといいそうです。
手の届かない目標ではないけども、ちょっと背伸びしないとダメかなというくらいの目標をもっておくのがドキドキをいい形で続けさせる方法なのだそうです。