嫌なことを言ってくる人への対処法（後編）

攻撃してくる人への対処法として「メタ認知」と「うしろめたさを引き出す」をお伝えしましたが、追加でもう２つお伝えします。

相手を思い通りにするにはまず相手の言い分を受け入れるという方法です。

これは昔、ルネッサンスの時代にミケランジェロという彫刻家がいましたね。

この人がダビデという像をつくったんですが依頼者である王様に「鼻がちょっと高すぎるんじゃないの」と文句を言われました。いちゃもんをつけられたミケランジェロはどうしたかというと石膏のクズを少し手に持ってハシゴに上ってノミの音を「カーン！」と鳴らし、それと同時にパラパラ～と石膏のクズを落としました。

鼻の高さは１ミリも変わっていないのですがあたかも削ったように見せたのです。王様はそれに納得してちっとも鼻の高さは変わっていないにも関わらず自分の言う通りに彼はしたということで満足したのです。

つまり嫌がらせをしてくる人に対してはいったん受け入れたふりをして、でも変えない（笑）という攻略法があるんですね。

ポイントは自分の力が及んでいるということに満足させる、つまり満たしてやるわけですね(-ω-)/

もう一つの方法は、攻撃してくる人に対してアドバイスを求めるという方法です。

攻撃してくる人の動機というのはこの人に対して自分が影響を与えたい、マウンティングをしたいという気持ちが強い場合が多いので、「私はあなたの風下にいますよ～」とアピールして見せるというのが一つの有効な方法になります。

アドバイスを求めると自分はその人をたてていますとアピールできることと同時に、相手もアドバイスをしたからには時間を使って知恵も使っているわけですから、それはあなたに対してなんらかの投資をしたということです。

せっかくのアドバイスは役立ててほしいと思うものです。

攻撃をし続けているとその人が弱ってしまってアドバイスが役に立たなくなってしまうので投資が無駄になってしまいますから嫌がらせをするモチベーションも下がっていきますよということです。

自分を攻撃する人にはまず相手の言い分を受け入れる。さらに一歩進んでアドバイスを求めれば攻撃はされなくなっていきます。

……というお話でした＾＾